神戸・明石のリノベーション物件多数 | 【後編】リノベーション時の床材の選定方法や注意点について

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【後編】リノベーション時の床材の選定方法や注意点について

※今回お伝えする内容はあくまで一般的なお話であり、すべての方に当てはまる訳ではございません。予めご理解いただいた上でご参考いただけますと幸いです。

Q 仕上げ方・貼り方について教えてください。

無垢フローリングの仕上げについて

無垢フローリングは、仕上げ方法によって、印象が変わります。

オイルの場合は、内側から木材を保護します。見た目はしっとりとした濡れ色になり、木目が浮かび上がります。

ワックスの場合は、木の表面に膜をつくって保護します。色味はほぼ変わらず、さらっとした仕上がりになります。

少しでも木の質感を得たい方には、ワックスがおすすめです。

高級感を出したい鏡面仕上げには、ウレタンクリアもおすすめです。家具によく使われています。

複合フローリングの仕上げ

挽板は、木材を2〜3mmほどの厚みの板です。仕上がりは無垢に近い質感を出せます。

突板は、木材を0.2〜1mmほどの薄さの板です。コストを抑えつつ木材の風合いも楽しめます。

シートは、樹脂などに木目模様などをプリントしたシートで、お手入れがしやすくなります。

定尺張りは、同じ寸法の材を一定の幅で交互にずらしながら貼っていく方法です。規則性があり、整然としたシンプルな仕上がりになります。

乱尺張りは、多く用いられている手法です。長さが一定ではないさまざまな長さの材を四方に貼る手法です。比較的安く仕上げられます。

斜め貼りは、壁に対して床板を斜めに貼り上げ、動きのある空間に仕上げます。

ヘリンボーンは、床材をV字になるように並べて貼り付けていく方法です。

北欧やフレンチなどの海外スタイルが似合うデザインで、洗練されたオシャレな雰囲気が特徴です。

 

Q フローリングを変えるときの注意点を教えてください。

マンションの場合、フローリングを捲ったあと、下地の状況によっては追加費用がかかる場合があります。

ベニアが張っている場合は一緒にくっついてきます。強力な接着剤を使用するため、木材代も別途必要です。

既存のフローリングに問題がなければ、重ね貼りがおすすめ。コストを削減し、工期も短縮できます。

ただし、建具や見切りの高さに干渉しないかチェックは必要です。

 

Q 和室を洋室に変えるときの注意点を教えてください。

まずは和室は畳の厚みの分、床下地が低くなっているので、洋室に変更する場合、仕上げのフローリングやカーペットの下地を工夫し、高さの調節が必要になります。

また、ラミ天(※)はベニヤ増し張り、戸建てで真壁(しんかべ)の場合は大壁にする必要がありますので、戸建ての場合はとくに注意が必要です。

ラミ天(※)はクロスを貼れるようにベニヤ増し張り、木造住宅は真壁(しんかべ)の場合は大壁にする必要があり、通し柱があると撤去できないため注意が必要です。

*完全に洋室にしなくてもいいということであれば、長押や柱など残してペンキ塗装する場合もございます。

Q キッチンのおすすめ床材を教えてください。

クッションフロアがおすすめです。

水・油汚れに強く、冬場に冷えにくいことがあげられます。また、掃除がしやすいこともプラスですよね。

その他「フローリング」や「タイル」もおすすめです。

フローリングは、表面に防水加工や防汚加工が施されたフローリングがおすすめです。

ただし、加工が施されていても、水滴や油汚れを放置すると表面が剥がれやすくなったり、シミが残ったりするので、こまめな掃除も必要です。

フロアタイルは、タイル状のビニール製の床材で、色や柄が多く、インテリアを楽しめます。

防水性や耐久性が高く、経年による劣化や変質が少ないのが特徴です。

Q 洗面室のおすすめ床材を教えてください。

クッションフロアがおすすめです。水に強いこと、滑りにくいこと。掃除がしやすいメリットがあります。

またコルクもクッション性があり、耐水性もあります。カビも発生しにくいです。

足ざわりは優しく、弾力性もあるため、転倒しても痛さをやわらげてくれます。

Q 子ども部屋のおすすめ床材を教えてください。

フローリング、とくに無垢フローリングがおすすめです。

無垢フローリングだと、手入れは少し大変ですが、子どもの成長とともに床材の色合いや質感が変化していきます。

また、子どもが小さいうちは、フローリングの上にカーペット(正方形)や置き畳を敷いてあげると、防音対策や転倒時の怪我防止にもなります。

汚れや傷に強いことや、音が響きにくいこと、滑りにくいので、子ども部屋に適しています。

その他「クッションフロア」「コルク」「カーペット」もおすすめです。

クッションフロアは、耐水性があり、汚れが落ちやすいです。フローリングに比べ暖かいのも特徴です。

コルクは、耐久性に優れ、吸音性、断熱性も高いです。適度な弾力性があるので、足腰への負担も少なく、転倒しても衝撃が緩和されます。

カーペットは、保温性や吸音性も優れています。足触りも柔らかく温かみがあります。豊富な商品バリエーションが揃っているので、さまざまなコーディネートが楽しめます。

Q 水回りの床で手入れが楽なものを教えてください。

クッションフロアがおすすめです。

耐水性が高く、メンテナンスが楽なものが多いので、水回りの床材は基本的にクッションフロアを採用することがほとんどです。

この記事の回答者

Refa
アドバイザー 川原 日向

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